HYPERCONCERTO株式会社のチーフエンジニア雑記Blog

hyperconcerto株式会社のチーフエンジニアが日々気づいたことを書いています

ヘッドホンアンプの箱を特注しました

前回はヘッドホンアンプの基板を基板工場で作ってもらい、部品実装をするところまで進みました。
今回は基板を入れる箱の特注をお届けしようと思います。

箱はタカチ電機様に加工までお願いしました

最初からクライマックスですけれど、完成した箱の写真です。
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諸事情によりフロントパネルはあえて撮影していません。(すみません…)

加工依頼の流れ

ここが一番気になるところでしょう。
基板作成はできても筐体加工は無理っていうのは結構あると思います。
穴あけだけでも10mm超えるとボール盤じゃないと辛い部分もありますし、金属カスやバリ取りの手間を考えたら専門家にお任せしたほうがいいかなと思います。
そもそもドリルの刃って結構しますし…

1.タカチ電機様のWebサイトから箱を選定します
2.同Webサイトに箱のCADデータがあるはずなのでダウンロードします(私が使った箱はCADデータありませんでした)
3.もしCADデータが無いのなら問い合わせをします
4.加工指示をCADデータに書き込みます※1
5.DWG形式かDXF形式で保存します
6.タカチ電機様や代理店に加工依頼を行います※2
7.支払い方法を指定して、支払いを済ませます
8.届くのを待ちます

※1 DXF形式かDWG形式のようなので、対応しているCADを使ってください
※2 今回はマルツエレック様経由で対応して頂きました

加工指示の具体的内容ですが、どの位置にどのような穴を開けるかといった内容がメインになります。
また、ネジ穴付きのスタッドなども指定すれば加工してくれますので基板固定に悩む必要はありません。

気になるお値段ですが…
具体的なそのものずばりな金額は避けますが、今回の場合だと加工費は文字入れと穴あけで箱の1.3倍ぐらいでした。
箱2個ちょっとで済むので結構リーズナブルではないかと思います。