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HYPERCONCERTO株式会社のチーフエンジニア雑記Blog

hyperconcerto株式会社のチーフエンジニアが日々気づいたことを書いています

ヘッドホンアンプを作ってみよう

先日ポタフェスに行って来ました。
ポータブルオーディオの新製品展示や試聴ができるイベントです。(秋葉原で開催していました)
ポータブルというわけですので、イヤホンやヘッドホンの展示がメインであとは携帯用のヘッドホンアンプが出ていました。

実は携帯電話のイヤホン端子ってあんまり音がよくありません。
そのためヘッドホンアンプというものが販売されていて、結構ブームになっています。
なぜ音が良くないかというと携帯電話という機械の性格上、音楽を聴く機器ではないのでそれほど高性能なヘッドホンアンプICを使っていません。
携帯機器なので流せる電流も最低限なので、ヘッドホンやイヤホンに対する駆動力が足りなくなります。
ヘッドホンアンプってそれほど難しい回路じゃなくても作れるので、回路図を書いてみました。

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※モノラルで書いてます。普通はステレオなのでこの回路を2個作る必要があります。

回路シミュレーターの都合でLT1010はBUF634に変更します。
本当はLT1010で作りたかったのですが、あの秋葉原さえ店頭在庫が無かったのでBUF634に変更しました。
BUF634のほうがだいぶ高いのですが…
(1個1000円)
ICで1個1000円はかなり高額な部類に入ります。というわけで一般的な機器では使用されないICです。

回路のキモですが、音楽信号はLT1115というオペアンプICで電圧増幅します。
これもシミュレータの都合でLT1115を使ってますが、NJM4580など一般的な2回路入りオペアンプなら大抵のもが使えます。
このオペアンプの出力に直接イヤホンなども接続しても良いのですし、実際にそのような製品が多いのですが電圧増幅を行うICで電流をたくさん消費する機器を直接駆動すべきではないです。
あくまで電圧増幅する物なので音の歪みが大きくなったりとか音がいまいちになります。
というわけでBUF634という電圧増幅は一切しませんが、電流をたくさん流せるICを後ろにつなぎます。
わざわざ高価なICを使わず1個20円のトランジスタなら4個で構成できますが、配線が面倒なので今回は妥協しました…

基板もうほとんど完成しているのですが、次回試聴してみます。
FPGAを放置してますがまた今度やります!